建設業界に特化した人材サービスを展開するウィルオブ・コンストラクションは2024年3月5日に、全国の建設現場で就業する10代~70代の555人を対象に、「建設業界で働いてみて感じたこと」をアンケート調査し、その結果を発表した。
建設業界は「寡黙で怖い人が多そう、厳しそう」というイメージだけど...
調査でははじめに、「建設業界で働いてみて、驚いたことや独特なルール・慣習・イメージと違ったことはありますか」と質問した。33.5%が「ある」と回答し、66.5%が「いいえ」と答えた。
具体的に、どんなことがイメージと違うか聞いてみると(n=122)、「優しい人が多い」が31票で25.4%と最多になった。2位は「働き方や慣習が古い」で15票(12.3%)、3位は「業務内容が多岐にわたる」で14票(11.5%)だった。
同社は「建設業界は『寡黙で怖い人が多そう、厳しそう』というイメージを抱いていたものの、『実際に働いてみると優しくて気さくな人が多い』と感じた人が多いようです」としている。
また、「ペーパーレス化やデジタル化があまり進んでいない」ことや「担当業務の範囲が想像していたよりも広くて驚いた」という意見もあった。
入職前にやっておけばよかったこと 「専門知識の勉強」、「専門用語の勉強」「資格取得」
続いて、入社する前にやっておけばよかったと思うことについて質問。その結果は、「はい(やっておけばよかったことがある)」が22.3%、「いいえ(やっておけばよかったことがない)」は77.7%となった。
具体的な内容に質問すると、「専門知識の勉強」(CAD、施工管理、建築の基礎など)が46票の46.9%で最多を占めた。
次いで、「専門用語の勉強」(工具・重機の名称、現場特有の呼び方など)が25.5%、「資格取得」(建築士、施工管理技士、各種特別教育、技能講習など)が13.3%と続いた。
なお、この調査は2023年12月11日kから22日まで行われたもの。回答形式はオンライン上でのアンケート調査で、建設現場で勤務する10代~70代の社員を対象に、有効回答を555件集めた。