「人手不足の解消が期待できるデジタル技術」 1位は「BIM(3Dモデルで企画・設計・施工・維持管理に関する情報を一元管理)」
また、前述の質問で、「デジタル化(ICT導入・DX化の導入推進)による生産性の向上」を選んだ人に「人手不足の解消が期待できるデジタル技術(機器・ツール)」について聞いた。
その結果、1位は「BIM(3Dモデルで企画・設計・施工・維持管理に関する情報を一元管理)」が45.0%、2位は「施工管理ツール」で20.1%、3位は「図面データ化ツール」で19.5%となった。
続いて、「使いこなすことができればよいと思うデジタル技術」について質問。1位は「BIM(3Dモデルで企画・設計・施工・維持管理に関する情報を一元管理)」で28.1%、2位は「図面データ化ツール」で15.1%、3位は「その他」で13.9%となった。
また、実際にBIMを活用している人(n=376)の活用シーンは、設計が58.8%、施工が29.5%で上位に。製造(15.4%)や維持管理(9.3%)は、その割合が小さかった。同社によると、建設に関わる全プロセスでのBIM活用には至っていないことが推測されるという。
なお、実際にBIMを活用している人(n=376)にBIM活用に期待する理由を聞いたところ、1位は「どこを切った図面でも瞬時に実施できる」(44.9%)、2位は「設計・構造・設備を総合的に判断できる」(42.8%)、3位は「発注者から技能工まで完成イメージがわかりやすい」(41.2%)となった。
なお、この調査は2024年1月15日~22日、全国の建設業界従事者(20代~70代)1000人を対象に、ゼネラルリサーチによるインターネット調査で行った。