転職情報メディアの「キャリアバイブル」を運営するNEXERは、2024年3月19日に「在職中の転職活動における悩みに関する調査」を行い、その結果を発表した。
在職中の転職活動の悩みは?
<在職中の転職活動の「悩み」...8位「書類作成など時間が取りづらい」、7位「資格・スキル不足」、6位は?>の続きです。
今回の調査は、事前調査で「在職中に転職活動をした経験がある」と回答した全国の男女500名を対象に「在職中の転職活動における悩み」についてのアンケートをおこなったものだ。
キャリアバイブルによる調査より、さっそくトップ5を見ていこう。
5位は「不採用通知によるメンタルの不安定さ」で48票。寄せられたコメントは、以下の通り。
・採用がもらえないと辞められないし、何個もとにかく応募して採用を取った。(30代・女性)
・自分が否定されているように思えるから。ほかのことで紛らわせる。(30代・男性)
・採用されたら辞めようと思っており、不採用になると能力がないのかと思い落ち込んだ。複数受けるようにした。(40代・女性)
続いて、4位は「仕事と転職活動の両立が難しい」で60票を得た。寄せられたコメントは、以下の通り。
・仕事が忙しいと活動はなかなかできない。休みの日に探し、平日であれば有給を取るしかない。(40代・男性)
・面接に行く時間がなかなか決められないこと。時間外に面接してもらえた。(40代・男性)
・時間が取れない。休むしかない。(50代・女性)
在職中の転職活動の悩み...トップ3は?
3位は「周囲に気づかれないように転職活動するのが難しい」で86票だった。寄せられたコメントは、以下の通り。
・会社を裏切っているという考えになるので、精神的にきつい。対策は耐える。(40代・男性)
・会社の業績が悪化していたので、自分が辞めるとバレると周囲に波及してしまうかもしれない、と思ったのが理由。とにかく誰にも言わずにした(50代・男性)
・周囲の人に気が付かれないように、面接に行くのに、他の理由で早退、欠勤していた(60代・女性)
2位は「面接の日程を組みづらい」が100票だった。寄せられたコメントは、以下の通り。
・先方に事情を説明して可能な限り合わせてもらった(30代・女性)
・面接時間を夕方以降にしてもらった(30代・女性)
・有給制度を活用した(40代・男性)
・休みが取りづらい職場だったので、結局は退職してから応募しました(40代・女性)
・業務引継ぎ等でこちらの都合で休みが取れない。有給の有効活用。(40代・男性)
そして、1位は「希望に合う転職先を見つけるのが難しい」が112票を獲得した。寄せられたコメントは、以下の通り。
・自分に合う仕事が分からない(20代・女性)
・希望の職種が土日休みでないことが多く、探すのがとても難しかった。結局土曜日休みをあきらめ、日曜日+平日休みのところを探すことにして妥協した。(30代・女性)
・希望する職種が経験等の理由で応募できないこと。解決には至らず条件を妥協した。(30代・男性)
・いろいろな転職サイトを見比べた(40代・男性)
・合う条件がなく面接時に希望を聞いてもらった(40代・女性)
・希望の仕事が見つかるまで無職になってしまうから。焦らずにたくさんの情報を集めて就職できるように動く。(40代・女性)
なお、調査は2024年3月9日~11日、事前調査で「在職中に転職活動をした経験がある」と回答した全国の男女から500サンプルの有効回答を得た。インターネットでのアンケートによるもの。