転職先の決定理由...3位「希望の勤務地」、2位「休日や残業時間が適正範囲内で生活にゆとり」、1位は? マイナビ「転職動向調査2024年版」

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   マイナビは2024年3月12日、20~59歳の正社員を対象に実施した「転職動向調査2024年版(2023年実績)」の結果を発表した。

  • 転職後の平均年収額は?
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  • 正社員の転職率推移(マイナビ作成)
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  • 転職者の性年代内訳(マイナビ作成)
    転職者の性年代内訳(マイナビ作成)
  • 転職理由と転職先の決定理由(マイナビ作成)
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  • 転職をして年収が上がった割合(マイナビ作成)
    転職をして年収が上がった割合(マイナビ作成)
  • 転職後の平均年収額は?
  • 正社員の転職率推移(マイナビ作成)
  • 転職者の性年代内訳(マイナビ作成)
  • 転職理由と転職先の決定理由(マイナビ作成)
  • 転職をして年収が上がった割合(マイナビ作成)

2023年の正社員の転職率は7.5%

   それによると、2023年の正社員の転職率は7.5%(前年比0.1ポイント減)だったが、調査を開始した2016年から約2倍以上と高水準で推移しているという。

   性年代比率では、男性30代(23.3%)が最も多い。2021年以降、30~50代のミドル世代の男性が転職した比率が高まっている。2023年は、47.6%がミドル世代(30~50代)の男性だった。

転職理由の1位は「給与が低かった」 転職先の決定理由の1位は「給与が良い」

   「転職理由」では、最多は「給与が低かった」が11.5%。2位は「職場の人間関係が悪かった」(9.1%)、3位は「会社の将来性、安定性に不安があった」(8.0%)、4位は「仕事内容に不満があった」(7.0%)、5位は「休日や残業時間などの待遇に不満があった」(5.2%)と続く。

   一方、「転職先の決定理由」では、最多は「給与が良い」(14.1%)、2位は「休日や残業時間が適正範囲内で生活にゆとりができる」(10.0%)、3位は「希望の勤務地である」(9.9%)、4位は「新しいキャリア・スキルを身につけることができる」(6.5%)、5位は「福利厚生が整っている」(5.7%)と続いた。

   「転職先の決定理由」では、全体と男女別ともに「給与が良い」が最多だが、女性は「休日や残業時間が適正範囲内で生活にゆとりができる(13.3%)」や「希望の勤務地である(11.2%)」も比較的高い傾向があった。

転職後の平均年収額は?

   また、「転職をして年収が上がった割合」は、39.1%(前年比0.4ポイント減)。最も年収が上がったのは男性40代で、45.4%だった。一方、女性は男性に比べて、年収が上がった割合が低い傾向がみられたという。同社は「転職理由と転職先決定理由でも給与以外の項目が目立った影響があると考えられる」としている。

   「転職後の平均年収額」は、489.6万円。転職前の平均年収472.5万円よりも、17.1万円増加した。

   転職後の差額が大きかった性年代は男性40代(プラス26.5万円)と、男性20代(プラス26.1万円)。一方、差額が最も低かった性年代は女性20代(プラス3.3万円)となっている。

   今回の調査に、マイナビの調査担当者は次のようにコメントしている。

「今回の調査でも、年収が増加した割合がもっとも高かった性年代は男性40代でした。転職における年齢の壁は消失しつつあることがわかる結果となりました。しかし性別の差は、年収額自体にも転職前後の年収増加額にも表れており、格差がいまだに残る形となっています」

   なお、今回の調査は、スクリーニング調査を2023年12月13日~15日、本調査を12月15日~18日にインターネットを通じて実施した。対象は20~59歳の正社員の男女。有効回答数は1500件。

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