転職の理由とは――。
パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」が、2022年7月~2023年6月の1年間に転職した825人のデータをもとにした、転職理由についての調査結果を、2024年3月11日に発表した。
はじめてトップ10入りしたのは「ハラスメントがあった」
転職サービスdoda「転職理由ランキング」によると、5位「会社の評価方法に不満があった」(23.3%)、4位「尊敬できる人がいない」(24.7%)、3位「人間関係が悪い/うまくいかない」(26.6%)、2位「社内の雰囲気が悪い」(26.9%)、1位「給与が低い・昇給が見込めない」(36.9%)という結果になった。
また、6位以下は、6位「肉体的または、精神的につらい」(21.5%)、7位「社員を育てる環境がない」(21.2%)、8位「意見が言いにくい/通らない」(20.8%)、9位「昇進・キャリアアップが望めない」(20.4%)、10位「ハラスメントがあった(セクハラ・パワハラ・また腹など」(19.7%)。
転職理由の1位の「給与が低い・昇給が見込めない」は3年連続の1位。同社によると、回答割合が前年比4.1ポイント上昇し、過去最高の36.9%となったという。
2位の「社内の雰囲気が悪い」(26.9%)は前年度3位から、3位の「人間関係が悪い/うまくいかない」(26.6%)は前年度の7位から、それぞれ順位を上げた。一方で、前年度2位だった「昇進・キャリアアップが望めない」は大きく順位を下げて9位。
また、今回はじめてトップ10入りしたのが、10位の「ハラスメントがあった(セクハラ・パワハラ・マタハラなど)」(19.7%)。前年度から7つ順位を上げたという。
傾向として、人間関係、職場環境に関わる転職理由が、全体の転職理由トップ10のうち6つを占める結果となった。