髪の色やネイルアートなど...「接客業」の職場でのおしゃれはどこまでok?
では相手が「接客業」の場合では、「見た目」の許容度は変わるのだろうか?
そこで、前出の働く人の見た目の質問と同じ項目で、許容できるかについて聞くと、「オフィスワークでの見た目」と比較して許容度が上がったのは、「金髪」が19.0%で3.0ポイントの増加だった。
つづいて、「茶以外のカラーリング」は21.0%で1.7ポイントの増加、「男性のメイク」は1.7ポイントの増加、「おしゃれ用の色付きメガネ」0.7ポイントの増加となり、4項目のみ増加した。
同社では総括として、以下のようにコメントしている。
「自分ではなく、相手の『職場の服装』に対する『許容度』については、「スーツではない服装」が66.0%と最も高い一方で、「半袖Tシャツ(無地)」35.3%、「パーカー」21.7%と、よりカジュアルになっていくにつれて許容度は低くなっていく傾向にありました。
また服装ではなく『見た目』に関して、過半数に達したのは「茶髪」55.0%のみで、「茶以外のカラーリング」19.3%、「派手なネイル」21.0%と、職場での『おしゃれ』に対する目線はまだまだ厳しいようでした」
「フィスカジュアルとは言ってもどこまでが許容範囲なのか、常識の範囲内といってもどこまでが常識内なのか、従業員任せの曖昧にするのではなく明確にルール設定を定めることで、どんな格好であろうとも働く人たちの"ひっかかり"をなくし、誰もが気持ちよく働ける環境となるでしょう」
なお、この調査は20歳から59歳までのビジネスパーソンを対象に300人を調査。調査期間は2024年2月14日にインターネット調査を行ったもの。