みなさん、こんにちは。今回は、自分に自信がなく、目標を設定したくないと言ってきた部下とどう関わるか、というテーマでお話していこうと思います。
今回は次のシチュエーションを想定して、上司としてどのような考え方をもち、部下と関わっていけばよいのか考えていきましょう。
「理想像」を明確にする支援を
<自分に自信がなく、目標を設定したくないと言ってきた部下...どう関わる?【リーダーの「コミュ力」vol.5前編】>の続きです。
「何のために目標設定をするのか?」と聞かれたら何と答えますか。多くの方は、「目標を達成するため」と答えるのではないでしょうか。
しかし、そもそもなぜ達成したいのでしょうか。それは、達成した先にある、自分の理想の姿など、描いている未来を得たいと思うからではないでしょうか。
これは、部下も同じです。なので、まずは部下の理想とする姿を一緒に探す。そこからはじめてみましょう。
どういうアプローチが必要なのかというと、基本的には質問をして傾聴することです。たとえば、入社動機を聞いて、もともとどんな風になりたいと思って会社に入ってきたのか聞いてみましょう。それは、部下自身が興味のあることを知り、なりたい理想像を明確にしていく支援になります。
また、後輩が入ってきたときに、後輩にとってどんな先輩で、どんなプラスの影響を与えたいと思っているのかを聞くのは、近い未来の理想像を考えてもらうために効果的です。
自分の理想像が明確になればなるほど、一時的ではなく、長期的なモチベーションにつながります。