カレーを食べて、デジタルグッズを無料でゲット! ちまたで話題の「フリミン」...目的は?メリットは?【仮想通貨通信vol.23】

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未来のマーケティング...「トークングラフ」とは?

   これまでのウェブマーケティングでは一般的に、「cookie(クッキー)」と呼ばれる技術を用いて顧客の行動データや閲覧データを把握し、広告配信の最適化などに役立てていました。

   たとえば、「不動産のポータルサイトにアクセスすると、マンション広告しか出てこなくなる」ようなものですね。

   ほかにもAmazonで洗濯機を購入したら、それ以後、「あなたへのおすすめ」として多種多様な洗濯機広告が配信されたことありませんか?

   洗濯機なんて立て続けに何台も買うものでもないですし、うっとうしいです。このように、これまでの広告システムはムダも多く、ユーザーにとっても歓迎されない仕組みでした。

   さらに昨今、個人情報保護に関する規定が厳しくなり、このシステムを支えていたCookieへの規制の強まりが懸念されています。

   なかには、Cookie規制の影響で、同じ広告効果を出すのに4倍の費用がかかってしまうようになった、という事業者もいるようで驚きですよね。

   そこで考えられた手法が、今回紹介する「トークングラフマーケティング」。これは、保有するNFTを起点に、その人がどんな特性をもち、どう行動しているのか分析・マーケティングしていくという手法です。

   図説してみると、このようなイメージでしょう。

   これまでのスマホ検索履歴に依存したデータだけでなく、決済履歴など、多様なデータとの紐付け・分析も可能に。そうすることで、さらに高い精度で顧客目線にたったマーケティングができると考えられています。

   ここまでいうと、「なんだか自分の個人情報が抜かれているみたいで怖い」と、そう感じられる人も少なくないかもしれません。

   しかし、流出してほしくない行動データに関しては「トークンを受け取らない」といった対応をすれば、これまでのように「検索しただけで...マンション広告が湯水のごとく出てくる」状況には陥りません。

   というわけで、広告を出稿する側にも、そして受け取る側にもメリットがあるマーケティング、それがトークングラフマーケティングといえるでしょう。

◆まとめ

   さて今回は、街で見かけたデジタルグッズ(NFT)のフリーミントを例に、未来のマーケティング手法について解説してきました。

   これからさまざまな事業者が、フリーミントの施策を打ってくるかもしれません。ちょっと見かけた際には、受け取ってみると、いいことがあるかもしれませんね!(ブロックスタ)

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