先日、街でカレーを食べていると、「QRコードの読み取りでデジタルステッカーをゲット」と、何やら気になるチラシが壁に貼ってありました...。
どうやら「神田カレー祭り」というお祭りにあわせて、NFT配布イベントを実施していたようなのです。
こんにちは、ブロックチェーン関連の技術やプロジェクトを調査しています、ブロックスタです! 当コラム【仮想通貨通信】では、最先端のちょっととっつきづらかったりする情報をわかりやすくお伝えしていきます!
今回は、ちまたで話題のNFT無料配布について、わかりやすく紹介していきます。
NFTアート界隈でよくあった「フリーミント」、「実店舗」への導入事例増える
一般的に、NFTを発行することを「ミントする」といいます。なので、無料(free)で発行(mint)することを「フリーミント」、略して「フリミン」なんていわれたりします。
さきほど紹介したカレーの事例では、大手通信会社KDDIと神田カレー祭りが協力して店舗を訪れた人限定で、NFTのアート作品を受け取れる――そんなキャンペーンを実施していたのです。
実は、NFTアートの界隈では以前から、フリーミント自体、比較的一般的に行われていたものなんです。たとえば、自分のアート作品を購入してくれたファンの方に、感謝の気持ちをこめて無料で配布するなどです。
しかし最近、こうしたアートの界隈にとどまらず「実店舗」への導入事例が増えています。みなさんの目に止まる機会も増えてきたかもしれません。
とはいえ、フリミンって、そもそも何を目的に配っていて、受け取るとどんなメリットがあったりするのでしょうか。
タダより高いものは無い、なんて格言もあります。最初は無料だけど、何か大切な情報を取られてしまうのでは? お金がかかるんじゃないの? そんな不安もあるかもしれませんね。
そこで今回は、「なぜ」NFTの配布を実施するのか、受け取るとどんなメリットがあるのか。具体的な事例をもとに紹介していきますね。