デンソー製燃料ポンプ、搭載車リコール268万台の衝撃...業界への影響、どこまで拡大

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搭載車リコール計8社で17回...海外含め1245万台に及ぶとの報道

   これまでに判明している事実を確認しておこう。トヨタ、ホンダなど8つの完成車メーカーが2020年3月以降に、デンソー製の燃料ポンプの不具合で、計268万台のリコールを届け出た。さらに、海外でも計1000万台超の同種のリコールを届け出ているので、世界全体では1245万台になるとの報道もある。

   不具合があったのは燃料ポンプの「インペラ」という樹脂製の部品で、燃料を吸い上げられなくなることがあり、最悪の場合、エンストを起こすという。

   リコール対象は2013年9月~20年9月に製造されたもの。今回は、トヨタとダイハツが、それぞれ3回目の届け出をした。だが、ホンダはこれまでに5回、英ホンダが2回、米ホンダ、マツダ、スズキ、スバルが各1回届けていて、リコールは計8社17回にのぼる。

   さらに、交換・修理用の部品として完成車メーカーにわたり、実際に搭載された車両がわかっていない燃料ポンプが計5000個超あることも判明。国交省は取り付けられた車両の特定を急ぐよう、各完成車メーカーに指示している。

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