物価高で小売り各社、プライベートブランド戦略を強化 仕入れコスト安、安価で消費者へ提供

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セブン&アイは低価格「セブン・ザ・プライス」を強化、西友は新PB「食の幸」開始、「ファミマル」はプレミアム商品追加

   セブン&アイ・ホールディングスは、傘下のイトーヨーカ堂のPB「セブン・ザ・プライス」を強化している。

   セブン・ザ・プライスはセブン&アイグループのPB「セブンプレミアム」のラインで、低価格を追求したブランドとして2022年秋から販売している。

   パッケージのデザインの色の数を減らすなどしてコストを削減したといい、食パンは105円、焼きそばは5食入りで192円と、NBよりかなりお得感があり、買い物客に人気だ。

   西友は23年4月、野菜や肉、魚など生鮮食品の新しいPB「食の幸」の販売を開始した。生鮮食品の商品力を強化する一環の取り組みだといい、「こだわりの味と品質をお求めやすい価格で提供したい」としている。

   ファミリーマートは21年秋に発売したPB[ファミマル」が好調で、売り上げは発売以来、前年比を上回り続けているという。23年10月からは、素材と製法に特にこだわったファミマルのプレミアムライン「ファミマルPREMIUM」の商品14品を新たに加えた。

   「真鯛の煮付け」(468円)、「極じゅわハンバーグ」(450円)などがあり、厳しい家計の中でもちょっとしたぜいたくを味わってほしい、と呼びかけている。(ジャーナリスト 済田経夫)

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