「私たちの気持ちを全然わかってない!」総スカンを食らった新米上司が、左遷先で見つけたマネジメントの本質とは?【部下の心を動かした『胸アツ』エピソード「6」前編】(前川孝雄)

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熱血上司のA課長、初めてのチームを持ち奮闘!

   若手で、やる気満々のA課長。彼は、入社以来イケイケドンドンで突っ走ってきた熱血タイプ。同僚はもちろん、相手が上司でも役員でもお構いなしに、仕事で納得がいかなければつっかかり、激しいやりとりすら辞さない勢いでした。

   しかし、社内外を巻き込んで着実に仕事の成果を上げ、一方ではビジネススクールでMBAを習得するなど自己研鑽にも余念なく、社内でも次世代経営幹部の一人として注目を集めていました。

   そんなAさんは、30代になるや早々に抜擢され、最年少課長に昇進。配属されたチームで思う存分リーダーシップを発揮しようと、エンジン全開で着任しました。そして「みんな俺についてこい」とばかりに、一直線に突っ走りました。

   結果、部署の期間業績目標を続々と達成。勢いの止まらないAさんは「よっしゃー」とばかりに部下全員を引き連れ、打ち上げに行ったときのことです。

   二次会の居酒屋で、中堅メンバーとして活躍していた一人の女性部下が突然泣き出しました。Aさんは、彼女がチームの快進撃に感極まったのだと思い、嬉しくて「ありがとう」と彼女に握手を求めました。しかし、次の瞬間、驚くべきことが起こりました。

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