ビジネスパーソンにとって30代、40代は、上司もいて、部下もいて、あるいは周囲の活躍も気になって...という悩み多き世代ではないでしょうか。
当コラム「その仕事の悩み、こんなふうに考えてみよう。」では、キャリアや生活にまつわる悩みに、組織や人材開発、コーチングに詳しい「ひろ子ママ」が、アドバイスやエールをお送りしていきます。
◆きょうのお悩み
きょうはGさんが、こんな疑問を抱えていらっしゃいました。「終わっていない仕事を片付けたり、次の週の準備をしたりと、休日に仕事をすることがあります。『やらないといけない』と思っていても、家にいてはなかなかはかどりません。そんな時、カフェに行くと、仕事がはかどるんですよね。図書館ではなくやっぱりカフェがいですね。どうしてなんだろう」
なぜカフェでは仕事がはかどるの?
カフェで仕事がはかどるのは「社会的促進」という心理効果がはたらくから。社会的促進とは、作業や課題に取り組んでいる時にそばに他者がいることで、パフォーマンスが上がり作業効率が高まるのです。
自宅だと一人でゴロゴロ過ごしてしまうけれど、カフェだとマンガやゲームも我慢して、真面目に仕事に取り組めたという人も多いでしょう。
カフェでは誰かしら他人がまわりに居ますよね。まわりに人の目があることで「恥ずかしいことはできない」と思い仕事に取りかかる、人間の心理の表れです。
ファミレスやフードコート、図書館などでも「社会的促進」は効果を発揮するそうです。ただ、図書館は眠くなってしまうので、私にはあまりむいていませんね。すべてのカフェが「仕事をはかどる場所」とはいえないので、はかどるカフェの特徴をまとめます。