世界最低水準な日本企業の「従業員エンゲージメント」 単なる「人事面談」ではなく、いまこそ「1on1」を

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   人事領域では昨今、「エンゲージメント」という言葉を聞く機会が増えました。これは、企業と従業員の間で、確かなつながりや信頼関係が築かれることを意味します。

   現在、企業としては従業員に対し、エンゲージがあがるように仕向けていきたい。そのために、取り組みを上司や同僚がケアする時代になりました。

エンゲージメントの低い組織には、マイナス要素ばかり!

   そこで、各社員のエンゲージメントが高まる要因を把握して、可能な限り、その状況にもっていくことが求められています。

   たとえば、「●●な取り組みは、すばらしい」と褒めたたえて承認欲求を満たすとか、学習機会を提供するとか......。新たな職場環境を準備するなど、涙ぐましい努力をする企業および職場が増えています。

   ちなみに、日本企業の社員で「会社に貢献したい」という意欲の高い社員の割合はわずか数%とされています。

   さらに言えば、日本企業における社員のエンゲージメントのスコアは長年、「G8」の中で最下位。世界的な企業力の低さを象徴するスコアですから、改善が急務なのは明らかかもしれません。

   仮に、エンゲージメントが下がるとどうなるか?

   生産性が下がる、離職が増えて、評価が下がる、自分に負担がかかるなど、マイナスの要素が多いのは明らかです。ゆえに企業は、社員にエンゲージメントの高まりを求めるようになりつつあります。

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
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