「培養フォアグラ」だけでなく、「アンチエイジング化粧品」にも期待大! インテグリカルチャーの「細胞培養」でできることは?/代表取締役CEO・羽生雄毅さん

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中二病するなら宇宙規模で!?

細胞農業の未来を見据えながら、インテグリカルチャーはイノベーションを続けていく
細胞農業の未来を見据えながら、インテグリカルチャーはイノベーションを続けていく

――それでは最後に、御社の今後の展望をお聞かせください。

羽生氏 まずは、企業として存続していくことです。そのためには、化粧品の原材料の生産をはじめとする「細胞培養」の製品事業をまずは固めていきたいと思っています。それから、弊社の技術による、細胞培養に関連するフォーマットをいち早くお客様に提供したい。このフォーマットが事業として回るようにしていくことです。
現時点では、化粧品の原材料の生産事業はあと1、2年で「出せる」というレベルと言っていいでしょう。特に、同事業の一部は発売に向けての具体的な研究開発が進んでいます。

――かなり手ごたえを感じられているのですね。御社は培養フォアグラにはじまって化粧品といった具合に、アイデアの幅が広いですが、どうやって思いつくんでしょうか。

羽生氏 私は2次元系をはじめとする創作物が大好きで、それらの世界観や設定交渉に魅了されてきました(笑)。なので、そういうフォーマットを実現させていく方向でアイデアを考えているのかもしれません。座右の銘と言えるかどうかわかりませんが、「中二病するなら宇宙規模で」という思いで、わくわくすることに取り組んでいます!

――素晴らしいですね! 楽しいお話、ありがとうございました。

(聞き手・構成/J-CAST会社ウォッチ編集部 坂下朋永)



【プロフィール】
羽生雄毅(はにゅう・ゆうき)

インテグリカルチャー株式会社
代表取締役CEO

2010年、University of Oxford Ph.D (化学)取得。東北大学 PD研究員、東芝研究開発センター システム技術ラボラトリーを経て、2015年10月にインテグリカルチャーを共同創業。

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