イヤなことばっかり...を変えてみませんか? 「ストレス耐性」の鍛え方

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   ビジネスパーソンにとって30代、40代は、上司もいて、部下もいて、あるいは周囲の活躍も気になって...という悩み多き世代ではないでしょうか。

   当コラム「その仕事の悩み、こんなふうに考えてみよう。」では、キャリアや生活にまつわる悩みに、組織や人材開発、コーチングに詳しい「ひろ子ママ」が、アドバイスやエールをお送りしていきます。

◆きょうのお悩み

きょうはUさんが、こんな悩みを抱えていらっしゃいました。「社会人になって10年以上経ちましたが、ある程度のストレス耐性はあると思ってやってきました。ここ最近、会社でストレスチェック制度が義務化されたことで、チェックする機会も増えています。先日、以前よりも耐性が下がっているという結果が出てしまいました。役職や立場も変わったからかな、ストレスを感じることも増えたのでまずいなっと。ストレス耐性を高めていかないといけないなと思っています」

なぜ今、ストレス耐性が注目されているのか?

   ストレス耐性とは字のごとく、いかにストレスに耐えられるかという能力のことです。メンタルタフネスともいいます。

   同じトラブルが起きたとしても、それをストレスと感じる人もいれば、ストレスと感じない人もいます。プレッシャーの中で能力を発揮できる人、そうでない人もいます。これは、ストレス耐性の違い、といえるでしょう。

   今、企業でストレスチェック制度が義務化されたことによって、ストレスに対して関心が高まっています。Uさんも同じ理由でしたね。仕事の役割が変わって責任が重くなったことでストレスが増えることもあるように、ストレス耐性も鍛えていく必要があるのです。

   また、現在は昔と比べて働き方が多様化しているといった背景もあります。グローバル化だけでなく、正社員、契約社員、アルバイト、業務委託など、いろいろな働き方の人が一緒に仕事をする機会も増えているからです。

   「プライベートも大事だから残業しない」「責任があるから仕事が終わるまで帰らない」など仕事に対する価値観も人それぞれ。このように、価値観も考え方もまったく違う人と一緒に仕事をするので、意見が衝突したり人間関係がうまくいかないこともあり、メンタル不調につながってしまうこともあります。

   実際、厚生労働省の令和4年「労働安全衛生調査(実態調査)」では、現在の仕事や職業生活に関することで、労働者の82.2%が強いストレスを感じることがある、という結果になっています。

   働いている人のほとんどの人がストレスを感じているということです。ストレスの内容としては「仕事の量」「仕事の失敗、責任の発生等」「仕事の質」と身近なものばかりです。

◆参考:令和4年 労働安全衛生調査(実態調査) 結果の概要

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
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