トラブルが起きた時、大事なことは? 「すぐに動かない」も解決法の1つ。

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   ビジネスパーソンにとって30代、40代は、上司もいて、部下もいて、あるいは周囲の活躍も気になって...という悩み多き世代ではないでしょうか。

   当コラム「その仕事の悩み、こんなふうに考えてみよう。」では、キャリアや生活にまつわる悩みに、組織や人材開発、コーチングに詳しい「ひろ子ママ」が、アドバイスやエールをお送りしていきます。

◆きょうのお悩み

きょうはEさんが、こんな悩みを抱えていらっしゃいました。「納品物が発生する仕事のため、仕事中にトラブルが起きることは頻繁にあります。チーム内でもトラブルが起きた際、『たんたんとしながらも解決まで導く人』『バタバタと進めて、問題がさらに悪化してしまう人』など、いろんなパターンを見かけます。私もあまりトラブル対応は強いとはいえないので、どのようなことに気をつけて対処するのがいいのでしょうか」

スピード重視だけではトラブルが悪化することも

   トラブルが起きた際に、早急に対処することは必要なことです。しかし、スピードだけを重視して動いてしまうと、逆に問題を悪化させてしまうこともあります。

   一度、連絡が来たと思ったら直後に、追加の連絡を何度もしてくる人など身近にいませんか。「えっ。結局どう対処したらいいの?」「何が正しいの?」とますます混乱してしまうことになります。

   全体の解決策が見えていないのに、目の前のトラブルだけ解決しようと動いてしまうので、こういったことが起きるのです。問題がより複雑になって、トラブルが大きくなってしまうこともあります。

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
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