「アメリカン・ドリーム」とは対極な「シン・生きがい」、海外でなぜブーム?! ありのままの自分に自信を持って(井津川倫子)

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「ikigai診断」をやってみたら、「自己肯定感が低い」という結果が...

   「シン・生きがい」は、世界中のどんな年代の人にも当てはまるもので、ライフスタイルや興味関心によって変化してもかまわない、とされています。趣味でも仕事でも対人関係でも、「朝起きた時に前向きな気持ち」になれることであれば「何でもオッケー」。

   たとえば、人と関わることが好きで、コミュニケーションを図るのが得意で、看護師として世の中の役に立ちながら報酬を得ている人は、すでに「シン・生きがい」を見つけているといえそうです。朝起きた時に、「今日も患者さんが待っている!」と前向きな気持ちになれるのでしょう。

   果たして、今自分がやっていることが「シン・生きがい」なのかどうかわからない、という人に向けて、「Your Ikigai Assessment」(あなたの生きがい度診断)なるものがありました。

   どういうものかというと、「時間が経つのを忘れるほど没頭できるものがありますか?」「前向きな気持ちで一日をスタートしていますか?」といった質問に答えていくと、それぞれの「生きがい度」がわかるというものです。

   試しにアセスメントをやってみたら、私の場合は「あなたは、迷っている段階だ」という評価になりました。

   で、「これといった才能がない」と否定する力が強くて、自分の中で葛藤している状態だそう。「もっと自分に自信を持とう」「自分はできる、と信じよう。信じることが成功への第一歩だ」とアドバイスされました。

   「やりたいことはあるけど、うまくいくか自信がない」というステージだったようです。恐ろしいほど当たっていて(?)、思わず苦笑してしまいました。

   自分に自信を持ち、自分を肯定することが苦手な人に「シン・生きがい」はおススメです。海外の人に比べて、日本人は自己肯定感が低い人が多いかもしれません。好きなこと、ちょっと得意なことに目を向けて、日々を前向きに過ごしてみましょう。

   心の持ち方ひとつで、人生を変えられるかもしれません。

   それでは、「今週のニュースな英語」は、「ikigai」について語る時に便利な表現を紹介します。ぜひ、「ikigai」を話題にしてみて下さい。

Ikigai has become a global trend
(生きがいは世界的ブームになっている)

Ikigai is Japanese lifestyle trend to find your life purpose
(生きがいは、 生きる目的を見つける日本式の生き方だ)

Ikigai can make everyday of your life joyful and meaningful
(生きがいは、あなたの毎日を楽しく意義あるものにしてくれる)

   ここ数か月、自分にとっての「シン・生きがい」は何かを考え続けてきました。体調を崩していたこともあり、自分を見つめるいい機会になりました。

   「時間を忘れるほど没頭できるもの」「好きなこと」を問いかけてみたら、なんと最後に残ったのは「英語」でした。「英語」の楽しさを伝えることで誰かの役に立てたらいいな、と思うこの頃。当面、マネタイズは後回しになりそうです。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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