どうなる！？ 今週の株式・為替マーケット！
東京株式市場 上値の重い展開、3万1000円を巡る攻防に
東京株式市場見通し（10月23日～27日）
日経平均株価予想レンジ：3万500円～3万1600円
今週の東京株式市場の日経平均株価は、3万1000円を巡る攻防か。
前週の東京株式市場の日経平均株価は、1000円を超える大幅反落となった。
イスラエルとイスラム組織ハマスとの軍事衝突が激化していることで、あらためて中東の地政学リスクが意識されたうえ、原油先物価格の上昇が懸念材料となった。加えて、米長期金利が上昇したことも嫌気された。
今週の日経平均株価は、上値の重い展開となり、3万1000円を巡る攻防となりそうだ。
19日に行われたFRB（米連邦準備制度理事会）のパウエル議長の講演では、米長期金利の上昇により、10月31日から11月1日のFOMC（米連邦公開市場委員会）では政策金利を据え置く可能性が示唆された。
ただ、米経済指標によりインフレ状況が強まる場合には利上げが実施される可能性も示されたものの、いったんは、米国の利上げ観測が後退している状況となっている。
相場の関心は、中東リスクとこれを受けた原油価格の動向に移っている。相場上昇の材料に乏しい中で、日経平均株価は3万1000円を維持できるかが注目だ。