入社2年目の若手社員がメンタル不調から立ち直り、大ブレイクした理由とは?【部下の心を動かした『胸アツ』エピソード「4」前編】(前川孝雄)

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任せた仕事の当時者は部下本人

   上司の皆さんは、心のどこかでこんな固定観念を持っていませんか?

「自分の最終判断なしに、チームの仕事の質は担保できない」
「経験を積んできた自分の考えや、やり方が正しいはずだ...」

   また、部下独自のアイデアや、自分と異なる仕事の進め方を退けてはいませんか。それでは、部下は主体的に働けません。

   さまざまな上司のみなさんを観察する中で、気づくことがあります。

   それは、いつもバタバタと余裕なく走り回っている上司と、一方で涼しい顔で自分の仕事を卒なくこなしながら、チームもスムーズに動いている上司がいることです。かつ、後者の上司は平然と「まだ余裕ありますよ」と言いながら、チームは高業績なことが多いのです。

   両者の違いを一言で言うなら、部下に仕事をしっかり任せられているかどうか。

   部下一人ひとりが自ら動き、互いに援け合える組織風土をつくれているかです。そのためには、「任せた仕事の当事者は部下本人」であると心得て、部下の主体性を促す育成が求められるのです。

   とはいえ、仕事を任せきれない心配な部下もいるでしょう。特に経験の浅い若手社員の場合は、苦慮するところでしょう。

   今回のエピソードは、そうした部下をいかに育成するか、参考にしてほしい事例です。

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