入社2年目の若手社員がメンタル不調から立ち直り、大ブレイクした理由とは?【部下の心を動かした『胸アツ』エピソード「4」前編】(前川孝雄)

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   「前川孝雄の『上司力(R)』トレーニング~部下の心を動かした『胸アツ』エピソード」では、実際にあった感動的な現場エピソードを取り上げ、「上司力(R)」を発揮する方法について解説していきます。

   今回の「エピソード4」では、<入社2年目の若手社員がメンタル不調から立ち直り、大ブレイクした理由とは?>というエピソードを取り上げます。

悩みは「指示待ち部下ばかり」?!

   多くの上司から共通して挙げられる悩みは、「部下に主体性がない」。

「部下が指示待ちで、自ら動いてくれない」
「『〇〇はどうすればいいですか?』『△△は誰に相談すればいいですか?』と、何事も指示を仰ぎに来る」
「これでは、プレイングマネジャーでもある自分の仕事も回らない...」

――というわけです。

   しかし、私が営む会社が行う「『上司力(R)』研修」で、受講者にこの悩みの真因を掘り下げてもらうと、実は...

「失敗しないかと、部下を信用できていなかった」
「部下の仕事の結果は気にしても、本人の気持ちには無関心だった」
「部下に仕事を任せきれていなかった...」

――などの意見が出始めます。

   ただし、これは深く内省した結果、気づけるもの。日々忙しい上司ほど、無自覚であることが多いものです。

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