貯蓄に関する情報収集 Z世代は「SNS」55.8%で中心に X世代は「インターネット検索」70.0%で最多に
一方で、貯蓄をしているZ世代に「貯めた貯蓄は実際何に一番使っていますか?」と聞くと、「生活費」は「26.2%」、「娯楽費」が「24.7%」、「ライフイベント」が「8.8%」、「使っていない」が「28.5%」という結果が得られた。
つぎに、「現在の貯蓄状況に満足していますか?」と質問した。「はい」(満足している)と答えたのは「30.0%」に留まり、「いいえ」(満足していない)は「70.0%」に上った。
前述の質問で「いいえ」(満足していない)と答えた184人に「貯蓄状況に満足していない一番の理由は何ですか?」と聞くと、「一向にお金がたまらないから」が「55.4%」、「貯蓄目標が明確でないから」が「25.0%」となった。
では、貯蓄の方法について、どうやって情報収集しているのだろうか?
「貯蓄に関する情報収集の方法は何ですか?」と聞くと、Z世代で最多になったのは「SNS」で「55.8%」となった。次いで「インターネット検索」が「46.5%」、「TV」が「14.5%」という順になった。
X世代では、「インターネット検索」が「70.0%」で最多に。次いで「TV」が「23.0%」、「SNS」が「13.8%」となった。
こうした調査結果に対して、エイチームライフデザインでは以下のようにコメントしている。
「Z世代はデジタルネイティブ世代でもあり、SNSが日常生活の一部であることが伺えます。
また、金融情報に関して助言・発信するインフルエンサーである『フィンフルエンサー』が登場し、金融に関する情報をSNSなどから得やすくなっている点も、Z世代の貯蓄への積極性に影響していることが考えられます。
しかし、金融情報に関してはSNS上の情報で判断することはリスクを伴います。
信頼できる情報かどうかを見極めるためにも、発信者の情報や出典元をしっかりと把握し、情報を適切に扱って判断することもぜひ意識していただきたいと思います」
なお、この調査は2023年9月11日にインターネットでおこなわれ、Z世代の15歳から26歳の男女とX世代の43歳から58歳の男女の800人を対象とした。調査委託先はアイブリッジ株式会社(Freeasy)。