「ライフスタイルサポート事業」や「エンターテインメント事業」などを手掛けるエイチームグループのエイチームライフデザイン(愛知県名古屋市)は、暮らしの「まよい」を解決する情報メディア「イーデス」で、「Z世代」と「X世代」800人を対象にした、貯蓄に関する意識調査を行った。その結果は、2023年10月3日に発表した。
それによると、15歳~26歳の「Z世代」で貯蓄している割合は65.8%、43歳~58歳の「X世代」の貯蓄している割合は69.8%となるなど、Z世代の堅実な生き方が見て取れた。
一方で、Z世代に「貯蓄をしない理由」を聞くと、「経済的に余裕がない」が27.0%、「始め方がわからない」が13.9%、「興味がないから」が27.7%などが目立つ結果になり、若者の厳しい生活も垣間見えた。
貯めたお金は、何に使っている? Z世代は「使っていない」28.5%、「生活費」26.2%、「娯楽費」24.7%
はじめに、「現在、貯蓄をしていますか?」という質問に対して、Z世代は「65.8%」、X世代は「69.8%」の人が「はい」と回答した。貯蓄を意識するだけでなく、実践している人も約7割いることがわかる。
さらに、「いいえ(貯蓄をしていない)」と回答したZ世代(n=137)に「貯蓄をしない、もしくはできない一番の理由は何ですか?」と質問した。
回答では「経済的に余裕がないから」(27.0%)、「始め方がわからないから」(13.9%)、「自分に適した方法がわからない」(8.8%)、「収入は趣味や自分へのご褒美に使いたいから」(8.8%)、「興味がないから」(27.7%)という結果になった。
続いて、現在貯蓄をしているZ世代に「貯蓄の一番の目的」について質問すると、「自身の夢や目標の実現のため」が「30.8%」、「自身の老後に備えるため」が「30.4%」、「特に目的はないが漠然とした不安があるため」が「19.0%」という結果になった。
エイチームライフデザインは「Z世代には漠然とした不安を感じている人も多いことがわかり、将来への不透明感や、SNSなどによる経済的な成功や安定を追求する社会的圧力などが影響していると考えられます」としている。