仕事は簡単ではない...という話
当時は、SNSなど存在しません。私は何を使用していたのか。それはFAX通信です。企画書のサマリー、報告書やレポートのサマリーを2枚以内にまとめて送っていたのです。「あんなものに返信がくるわけがない」と陰口を言われながら、毎日100件近くのFAXを送っていました。内容がいいと、100件送れば10件くらいのレスがありました。
私が実践してきたのは木藤さんの言う「コミュニケーションの質」を高める行動だったと思いました。最近、とかく「ラクして~できる系」の本が増えました。私としては、まったく評価できません。仕事って、そんな楽ではないし、効率のいい方法なども滅多にないと思っています。
なお、今回の木藤さんが出版したレーベルは、フォレスト出版の新レーベル(ナレッジシェルフ)第1号だと聞きました。さらに、ご自身にとっても処女作だとのこと。今後のご活躍をお祈りいたします。(尾藤克之)