どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!
東京株式市場 もみあいか ここまで日経平均株価は3週続落
東京株式市場見通し(10月10日~13日)
日経平均株価予想レンジ:3万円~3万1500円
今週の東京株式市場の日経平均株価は、もみあいか。
前週の東京株式市場の日経平均株価は、3週続落した。懸念されていた米国の政府機関の閉鎖はつなぎ予算が成立したことで回避されたものの、米国の長期金利上昇が嫌気され、米国株が下落、日経平均株価も下落した。
今週の日経平均株価は、もみあいとなりそうだ。
日経平均株価は3週続落により、下げ幅が2500円を超えていることで、底入れからの自律反発が期待できそうだ。ただ、米国の金利動向や経済市場の結果が株式市場に与える影響が大きくなっていることから、神経質な展開が続きそうだ。
国内では小売業の8月中間決算の発表が始まっており、個別株物色の動きが強まりそうだ。インフレの中、小売業の決算結果がどのような状況なのかは、今後迎える9月中間決算企業の結果を占う上でも注目したい。
外国為替市場 ドルの上値が重い展開か 米国の経済指標&長期金利の動向次第で、ドルが再び1ドル=150円台に上昇?
東京外国為替市場見通し(10月10日~13日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=147円50銭~151円00銭
今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルの上値が重い展開か。
前週のドル円相場は、ドルが小幅下落した。米国の年内追加利上げ観測の高まりから、ドルは一時1ドル=150円台前半まで上昇した。
ただ、1ドル=150円を突破したことで、日本の政府・日銀によるドル売り介入への警戒感が強まったで、ドルは147円台半ばまで下落した。その後は、再び、ドル買いが強まったことで、1ドル=149円台に値を戻した。
今週のドル円相場は、ドルの上値が重い展開となりそうだ。
米国の年内追加利上げ観測を背景に、リスク選好のドル買いは根強いが、1ドル=150円台では介入警戒感が強まることで、ドルの上値が重くなっている。
ただ、米国の経済指標の結果や米国の長期金利の動向次第では、ドルが再び1ドル=150円台の上昇する局面もありそうだ。
◆国内外、今週発表予定の経済指標は?
経済指標は、国内では10日に9月景気ウォッチャー調査、11日に9月工作機械受注、12日に9月企業物価指数、8月機械受注、13日にオプションSQなどの発表が予定されている。
海外では11日に米国の9月卸売物価指数、FOMC(米連邦市場委員会)議事要旨(9月19、20日分)、12日に米国の9月消費者物価指数、13日に中国の9月消費者物価指数、中国の9月生産者物価指数、中国の9月貿易収支などの発表が予定されている。
(鷲尾香一)