米国の年内追加利上げ観測を背景に、リスク選好のドル買いは根強く...(10月10日~10月13日)【株と為替 今週のねらい目】

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外国為替市場 ドルの上値が重い展開か 米国の経済指標&長期金利の動向次第で、ドルが再び1ドル=150円台に上昇?

東京外国為替市場見通し(10月10日~13日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=147円50銭~151円00銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルの上値が重い展開か。

   前週のドル円相場は、ドルが小幅下落した。米国の年内追加利上げ観測の高まりから、ドルは一時1ドル=150円台前半まで上昇した。

   ただ、1ドル=150円を突破したことで、日本の政府・日銀によるドル売り介入への警戒感が強まったで、ドルは147円台半ばまで下落した。その後は、再び、ドル買いが強まったことで、1ドル=149円台に値を戻した。

   今週のドル円相場は、ドルの上値が重い展開となりそうだ。

   米国の年内追加利上げ観測を背景に、リスク選好のドル買いは根強いが、1ドル=150円台では介入警戒感が強まることで、ドルの上値が重くなっている。

   ただ、米国の経済指標の結果や米国の長期金利の動向次第では、ドルが再び1ドル=150円台の上昇する局面もありそうだ。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では10日に9月景気ウォッチャー調査、11日に9月工作機械受注、12日に9月企業物価指数、8月機械受注、13日にオプションSQなどの発表が予定されている。

   海外では11日に米国の9月卸売物価指数、FOMC(米連邦市場委員会)議事要旨(9月19、20日分)、12日に米国の9月消費者物価指数、13日に中国の9月消費者物価指数、中国の9月生産者物価指数、中国の9月貿易収支などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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