9月末から期間限定で「商談予約の抽選受付」...一体どんな商談? 発売は24年2月ごろ
そのハチロクが40周年と聞くと、筆者のようなアラカン世代には感慨深いものがある。トヨタもGR86の特別仕様車で、この世代を狙っているのは間違いない。
GR86の特別仕様車はRZグレード(ラリー、レーシング+究極を意味するZ)をベースに、初代ハチロクの「赤黒」と「白黒」のツートーンカラーをイメージさせる専用デカールを装備する。
「赤黒」と「白黒」のツートンはハチロクの代名詞だった。コックピットにも「SINCE 1983」などAE86を感じさせる専用ロゴや加飾が並ぶ。
40周年の特別仕様車「RZ 40th Anniversary Limited」は200台限定だ。全国のトヨタの専門販売店「GR Garage」を通じ、「9月25日から10月9日までの期間限定で商談予約の抽選受付を行い、10月25日から商談を開始、2024年2月頃から販売する」というから、ややこしい。どんな商談をするのかわからないが、トヨタが強気なのは間違いない。
価格はMTが382万2000円、ATが392万円と、ベースモデルのRZより35万円ほど高い。筆者のようなアラカン世代なら、退職金で生誕40周年記念のハチロクを購入する強者もいるのではないか。
年金でローンを組む「かつての若者」もいるかもしれない。(ジャーナリスト 岩城諒)