話題沸騰中!Openseaは改悪なのか?...ざっくり解説!【仮想通貨通信vol.22】

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   こんにちは、ブロックチェーン関連の技術やプロジェクトを調査しています、ブロックスタです !当コラム【仮想通貨通信】では最先端のちょっととっつきづらかったりする情報をわかりやすくお伝えしていきます!

   さて、長い間世界最大のNFT取引所として多くのクリエイター・コレクターに愛されてきたOpenSea(オープンシー)がこのほど、大きな仕様変更を行うようで、話題沸騰中です。

   突然かつ大規模のOpenSeaの仕様変更発表――。あまりの展開の速さ、情報量の多さに、正直何がなんだかよくわからん! という人も多いのではないでしょうか。

   そこで今回は、OpenSeaの仕様変更について以下の3点を中心に、ざっくりわかりやすく解説していきたいと思います。

・一体何が変わるの?
・メリット・デメリットは?
・クリエイターとしてどんな対応をすべき?

   特に難しいカタカナの専門用語をなしにして、クリエイターさんにも役立つような、内容でわかりやすく解説しますね。

◆ざっくり3行まとめ
・これまでのNFT発行方式から自由度の高い方式に更新、慣れれば悪くないかも。
・過去の作品が編集できなくなるので注意!
・クリエイターさんは、過去のコレクションをいじれなくなる?

OpenSeaは10月からどう変わる?

   ずばり、10月からOpenSeaで変わることは「NFTの発行の際の仕組み」

   これまで活用されていた「共用コントラクト」方式から、「独自コントラクト」の方式のみ対応へと変更が加えられます。

   といっても、コントラクトってなんだよ? と思った人もいることでしょう。コントラクトは、ざっくりいうと。NFTを発行するための裏側のシステムのことです。

   これまではOpenSea全体で、共用のものを使っていました。しかし、今後は1コレクションごとに、それぞれ独立したシステムから発行する仕組みのみ利用可能になります。

   たとえるなら、アパートの共同キッチンから、部屋ごとのキッチンに切り替わるようなイメージでしょうか。

   図にして解説すると、以前はこんな感じ(下の図参照)。OpenSeaでNFTを発行する際にはそれぞれ独立したシステム(コントラクト)に対して、代金の支払いをしたり署名をしたりしているのではなく、共用のシステムに対して行っていました。

   この方式はすべて、Openseaがまとめて管理してくれます。

   クリエイターさんからすると、NFTを発行する際に、システムの知識が全くいらなかったり、すでに存在するシステムを使うわけですから、「ガス代」(取引手数料のこと)が安く済む、というメリットがありました。

   一方、今後の方式ではそれぞれのNFTコレクションに応じて、それぞれ独立したシステムを作成し、NFTを発行します。そのため、NFTコレクターは、それぞれのシステムに対して、署名をしたり、代金を送付したりするなどして、NFTを発行します。

   図にすると、こんな感じです(下の図参照)。

   こちらのシステム作成は、本来であれば、コードを書いたりする必要があります。しかし、OpenSeaがこれまで同様サポートし、クリエイターさんもコレクターさんも、体感としてはそれほど変わらない手軽で簡単なNFT体験ができるでしょう。

   メリットとして、それぞれ別々のシステムを作成して、NFTを発行するわけですから、より「自由度が高くなる」という点も挙げられますね。

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