適切な作業が脳を活性化させる
つぎに、脳をコンピューターにたとえてみましょう。記憶された膨大な過去のデータはハードディスクに蓄えられています。そして、現実に起こるすべてのことに対応していく力がメモリであり、メモリ上で動いているのがソフトやアプリと表現できます。
メモリは、パソコンで行う作業を一時的に記憶する部品のことです。作業をする際、机が大きいほど、たくさんのモノが載せられて使いやすいですよね。作業時に必要な容量といえ、どんなに優れたPCでも、メモリの容量以上の処理をさせると、動きが悪くなります。処理能力を適切なものにしないと、パフォーマンスが発揮できなくなります。
マインドフルネスは、Googleをはじめ、多くのグローバル企業で導入されて日本でも関心が高まっています。マインドフルネスを、うまく実行できれば、私生活は充実し仕事のパフォーマンスも向上すると考えられています。
10年前であれば、マインドフルネスを習得するには、座禅道場や瞑想教室に入門するしかありませんでした。しかし、今では自宅で簡単に取り組むことが可能です。マインドフルネスライフを後押しするために、本書は誕生しました。忙しくても継続することができます。マインドフルネスに関心のある方は、手にとってもらいたい一冊です。(尾藤克之)