フランチャイズの失敗談は? 加盟して「話と違う」「騙された」と感じた経験者は73.8%

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   出張中古車買い取りを行うハッピーカーズ(神奈川県鎌倉市)は2023年9月23日に、フランチャイズ運営の経験者1006人を対象に、「フランチャイズの失敗談」に関する調査を行い、その結果を発表した。

   それによると、フランチャイズ加盟で得たいものは「収入」(56.3%)、「経営ノウハウ」(48.1%)、「事業の決裁権」(35.0%)などが上がっており、得たかったものはすべて得られた人は25.2%に上ることがわかった。

   一方で、「フランチャイズに加盟して『話と違う』『騙された』と感じた経験はありますか?」という質問には、「はい」が73.8%に達した。エピソードとして、「ロイヤリティの話が最初の説明と違っていた」、「初期費用の他に説明のない費用がかかってきた」、「契約内容を変更させられた」などが上がっている。フランチャイズ加盟には信頼できる相手選びが大切だ。

  • フランチャイズ選びは難しい?(写真はイメージです)
    フランチャイズ選びは難しい?(写真はイメージです)
  • フランチャイズ選びは難しい?(写真はイメージです)

フランチャイズで開業した業種...「サービス業」50.6%、「飲食業」35.6%、「小売業」19.5%

(ハッピーカーズの作成)
(ハッピーカーズの作成)

   はじめに、フランチャイズ運営をしたことのある人に選ぶときの決め手になったことを聞いた。最多になったのは「経営サポートがある」で「49.3%」、「未経験の業種にチャレンジできる」が「43.1%」、「失敗のリスクが少ない」が「33.9%」が上位になった。

(ハッピーカーズの作成)
(ハッピーカーズの作成)

   続いて、フランチャイズの加盟金の金額を質問した。ボリュームゾーンになったのは「30~50万円未満」の「21.6%」、「50~100万円未満」の「21.5%」、「100~300万円未満」の「21.8%」だった。300万円未満の加盟金で加入できるケースが多く、そのうえ約6割が、100万円未満の加盟金でフランチャイズに参入したことがわかった。

   つぎに、フランチャイズ開業の業種を聞くと、「50.6%」の過半数が「サービス業」、「35.6%」が「飲食業」、「19.5%」が「小売業」という結果になった。

   では、フランチャイズに加盟して失敗だったと思うエピソードはどんなものだろう。寄せられた声では、以下が上がっている。

●フランチャイズに加盟して失敗したエピソードとは?
・採算が合わない時があった(30代/男性/神奈川県)
・資金援助が滞ってしまった(30代/男性/埼玉県)
・予想よりも売上が立たなかった(30代/男性/東京都)
・思ったように来客が伸びず売り上げが乏しかった(40代/男性/青森県)

   ハッピーカーズでは「資金や売上など、お金に関する失敗談が多く寄せられました。どのような業種も最初から満足のいく売上が伸びることは難しく、赤字になってしまったという失敗は多いのかもしれません」とコメントしている。

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