冬の時代を迎える消費者にとって、100円ショップは「希望の光」になるか?

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21世紀は、100均資本主義の時代

   21世紀は、100均資本主義の時代だと説いている。かつてマルクスは、機械が生産のメインとなった資本主義では、人間が機械の付属物として扱われ、労働のよろこびが喪失すると考えた。「労働疎外」だ。

   しかし、バブル崩壊と長きにわたる経済停滞が続いた日本では、資本=会社に縛られた状況を嫌い、自分の時間を大切にする人が増えた。労働過程から疎外されない人たちが生きていくことができる社会。それが100均資本主義だ。

   「互いの不信感が渦巻く社会で、一人ひとりのちょっとした工夫が自己肯定感を生み、地域や社会がよくなっていく。100円ショップをはじめとする激安ショップの商品やサービスから、社会の好循環を生み出すのが100均資本主義なのだ」と肯定的に評価している。(渡辺淳悦)

「100均資本主義」
郭洋春著
プレジデント社
1870円(税込)

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