M&A総研HDの営業利益率は53.8%
売上高4位のM&A総合研究所ホールディングス(東証グロース)は2018年10月設立、2022年6月にM&A総合研究所として東証グロース市場に上場し、2023年3月に持株会社制に移行しました。
創業者で現代表取締役の佐上峻作氏は、発行済み株式の72.56%を所有。2013年にネット広告プラットフォームのマイクロアド(2022年東証グロース市場上場)に入社、2015年にオウンドメディア構築・運営支援のスマートメディアを設立という経歴です。
2022年9月期の売上高は39億1100万円、営業利益は21億0300万円、当期純利益は13億2600万円。営業利益率53.8%は、M&Aキャピタルパートナーズを上回る業界最高水準です。
2022年9月時点での従業員数(単体。以下同じ)は110人、平均年齢は29.7歳、平均勤続年数は1.1年。平均年間給与は786.1万円と同業他社と比べて低く、営業利益率の高さを踏まえると将来的な給与水準の引き上げ余地があるといえるかもしれません。
売上高5位の名南M&A(名証セントレックス)は2014年10月設立。1984年設立の名南経営コンサルティングの子会社で、代表取締役の篠田康人氏は親会社の出身者です。
東海エリアでトップクラスのM&A実績を誇りますが、ローカルの中小企業案件が多いせいか、2022年9月期の売上高は13億8200万円とTOP3と比べるとだいぶ小ぶり。営業利益は3億5200万円、当期純利益は2億3000万円。営業利益率25.5%です。
2022年9月末時点の従業員数(単体。以下同じ)は53人。平均年齢は38.5歳、平均勤続年数3.1年、平均年間給与は737.4万円です。給与水準が同業他社よりもやや低いのは、案件の規模だけでなく、グループ会社とのバランスが影響しているのかもしれません。