部下の働きがいを支援すること
第二に、上司である彼女が部下の働きがいを重視し、背中を押したことです。
彼女は、第一線で働く部下の看護師たちを通して、患者さんやその家族と向き合う立場です。そして、担当看護師から報告があった事実と看護師の思いをしっかり受け止め、今回の大作戦の計画・実行につなげました。これは、部下の患者本位の姿勢を尊重し、その思いを信頼し、大切にする表れでもありました。
また、その結果実現した「サプライブプレゼント大作戦」で、おじいさんのために病室の衣替えをし、寿司職人を受け入れた看護師たちは、おじいさんの満面の笑顔や、おばあさんの感謝の涙を見て、自分たちの仕事の尊さを認識し、働きがいを実感したのです。
看護師たちは、自分の仕事に意義と誇りを感じ、今後も患者さん本位の関わりによって自ら働きがいを創り出す働き方を学び、成長できたことでしょう。
部下の働きがいと成長の支援は、上司の大切で不可欠な役割なのです。