「こんな笑顔が、また見られるなんて」家族も涙...余命わずかな患者さんに、看護師長が贈った意外なプレゼントとは?【部下の心を動かした『胸アツ』エピソード「3」後編】(前川孝雄)

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   「前川孝雄の『上司力(R)』トレーニング~部下の心を動かした『胸アツ』エピソード」では、実際にあった感動的な現場エピソードを取り上げ、「上司力(R)」を発揮する方法について解説していきます。

   今回の「エピソード3」では、<「こんな笑顔が、また見られるなんて」家族も涙...余命わずかな患者さんに、看護師長が贈った意外なプレゼントとは?>というエピソードを取り上げます。

「おじいさんへのサプライズプレゼント大作戦」開始!

   <「こんな笑顔が、また見られるなんて」家族も涙...余命わずかな患者さんに、看護師長が贈った意外なプレゼントとは?【部下の心を動かした『胸アツ』エピソード「3」前編】(前川孝雄)>の続きです。

   看護師長は、余命幾ばくもない患者のおじいさんに、あるプレゼントをサプライズで贈ることを決意しました。それには、部下たち看護師チームの協力も不可欠です。

   彼女は、部下の若手看護師たちとのミーティングで、練りに練った「おじいさんへのサプライズプレゼント大作戦」を提案し、協力を依頼しました。

   何人かのメンバーは「とても、いいアイデアですね!」と前向きに賛同してくれました。病院内で決められた規定や担当医師との軋轢を心配する部下もいましたが、意見を訊くと反対ではありません。おじいさん担当の看護師は...目を輝かせて聞いていました。

   いよいよプレゼントの当日。

   定期診察でおじいさんが病室を離れると、看護師チームのメンバーが廊下からパーッと机や備品をベッドの脇に運びこみ、準備を整えました。

   隣室で控えていた協力者も呼び込みます。しばらくして、おばあさんに車いすを押されて病室に戻ってきたおじいさんに、担当の看護師が言いました。

「おじいちゃん、今日はプレゼントがあるから、いいよって言うまで目をつぶってて」
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