ジャニーズ会見、様子見だった広告起用の上場企業を安心させた? 「ケジメがついた」「元ジャニーズ事務所タレントになり、使いやすく」...

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

「広告に起用する企業のための記者会見だった」?

――あの記者会見を、起用していた企業はどう見たと思いますか。

飯島さん「あれで起用を辞めざるを得なかった理由がほとんどクリアされて、タレントを使ってはいけない理由がなくなったと思います」

――具体的にはどういう点ですか。

飯島さん「彼らタレントは、『元ジャニーズ事務所タレント』になりました。藤島ジュリー景子氏と、完全に資本が切れて、資産も継承しない、別の新しい会社を立ち上げて、タレントはそことエージェントとして契約するわけです。
これまで、上場企業をひるませていたのは、人権侵害の企業(ジャニーズ事務所)と取引することでした。タレントそのものに罪はないということは、新浪さんも言っています。
場合によっては、アフラックが櫻井翔さんと個人契約したいと言っていたように、元ジャニーズタレント個人と契約することも可能になるはずです」

――会見では東山紀之社長たちも、反省の態度を見せましたからね。

飯島さん「それが大きいと思います。前回の会見では、事務所の名前を残すとか、藤島ジュリー景子氏の株がそのままとか、性加害を受けた被害者とどう向き合うのかとか、企業統治の面で問題が大ありでした。どこまで本気で改革を進めるのか、上場企業は注視していました。
そういった上場企業の不安に、全部対応するための記者会見だったと思います」

――となると、また、「元ジャニーズ事務所タレント」を起用する企業が増えるわけですか。

飯島さん「一概には、わかりません。ただ、若いタレントはいいでしょうが、故ジャニー喜多川氏の所業を知っていたと思われる、中堅・ベテランのタレントは企業も使いづらいでしょうね」

(福田和郎)

姉妹サイト