総合転職サイト『エン転職』を運営するエン・ジャパン(東京都新宿区)は2023年9月26日に、転職コンサルタントに聞いた「スカウトを送りたい/送りにくい職務経歴書」調査の結果を発表した。
それによると、コンサルタントがスカウト送付時に注目するポイントは「学歴や職務経歴の評価や親和性」が67%でトップになった。職務経歴欄では、トップは「職務内容が具体的に記載されているか」が83%で最多になった。
また、職務経歴・履歴書の作成でやってしまいがちな失敗例トップ3は「レイアウトが見づらい」が57%、「専門性や出来ることが曖昧」が47%、「仕事の成果に具体性がない」が42%の順になっている。
「プロフィール」で注目しているのは、「学歴や職務経歴が評価でき応募先と関係性があるか」67%
はじめに、スカウトの際に職務経歴書・履歴書の内容が十分でない求職者は、「3割」が最多で「35%」、「4割」が次いで「25%」、「半数以上」が「23%」に上る。「4割以上」の割合あわせると、「48%」のコンサルタントが求職者の書類の内容がよくないと思っているのだ。
続いて、スカウトが内容において不十分だと感じるポイントは、「直近在籍企業での職務内容」が「62%」、「過去在籍企業での職務内容」が「55%」、「職務要約」が「53%」と上位を占めた。
つぎに、転職コンサルタントが「プロフィール」で注目している点を聞くと、「学歴や職務経歴が評価でき応募先と関係性があるか」が「67%」でトップになった。また、「転職回数から組織適応力に問題がないか」が「55%」、「希望職種と直近職種に隔たりがないか」は「49%」となった。