「ポケモンカード」NFTの活用で、悪質転売ヤーを撲滅!? ブロックチェーンの社会実装【仮想通貨通信vol.20 後編】

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   こんにちは、ブロックチェーン関連の技術やプロジェクトを調査しています、ブロックスタです! 当コラム【仮想通貨通信】では最先端のちょっととっつきづらかったりする情報をわかりやすくお伝えしていきます!

   今回は「ポケモンカード」の取引にブロックチェーンを活用、取引を簡単にしたサービスを提供しているCourtyardというプロジェクトを例に、今密かに注目を集めている「現実資産のNFT化」について解説していきます!

   この記事は後編なので、ぜひ<「ポケモンカード」NFTの活用で、悪質転売ヤーを撲滅!? ブロックチェーンの社会実装【仮想通貨通信vol.20 前編】>から見て言ってくださいね!

【前編】の軽くおさらいと、メリット

   それでは、まずは軽く【前編】で説明したポケモンカードを例に、現物とデジタルの紐づけについておさらいしましょう。

1. 現物資産とデジタルを紐付けるサービスを展開する事業者「Courtyard」に、現物カードを送ると代わりにNFTが引換券として送られてくる。
2. NFTは他人と簡単に取引する事ができる。
3. NFTを持っている人は、それをCourtyardに送ることで、現物のカードと引き換えることができる。

   こんな仕組みでしたね。(上のイメージ図参照)

   こうした仕組みを使って、デジタルと現物を紐づけて取引するメリットとしては、大きく2つ。1つ目は、流動性の向上。これは「世界中どこからでもいつでも売買可能」になるので取引しやすくなる。

   2つ目は、オンライン上の取引であってもCourtYardなどの仲介者を介せば、偽物を掴まされる可能性が低い。

   この2つのメリットがありましたね。

   今回の例では、ポケモンカードを例に挙げましたが、預け入れる資産は何でもいいわけです。

   ポケモンカードのように「偽造されやすい」「濡れたり汚損したりするリスクが大きい」「世界中で高価取引されている」。こうした特徴をもつ資産は、この仕組みに最適だと考えられます。

ほかにはどんな事例があるの?

   こうしたブロックチェーンを活用して、デジタルと現物資産を紐付ける仕組みのことを「RWA(Real World Asset)NFT」なんていいます。

   まあそんな小難しい単語を知っておく必要はありませんが、不動産やホテルの宿泊券、サウナの利用券にウイスキーの樽など、実はすでにさまざまな商品がブロックチェーンと紐付けられ取引されています。

   たとえば、ウイスキーの樽をブロックチェーンと紐づけた例では、Unicaskがあります。

   仕組みとしては、ポケモンカードと似た仕組み。

1. ウイスキー樽を運営が保有、その引換券を発行
2. NFTは他人と簡単に取引する事ができる
3. NFTを持っている人は熟成期間後に現物に引き換えることも可能

   一般的に、ウイスキーは年を経るごとに価値が高まります。その一方で、個人で1樽単位で購入するには過剰すぎる。

   そんなウイスキーの特徴と課題を解決するために、樽の権利を分割しNFT化、デジタル上で販売可能にしたものです。

◆まとめ

   今回は、現在話題沸騰中の「RWA(Real World Asser)NFT」について解説してきました。

   すでにポケモンカードやウイスキーの例など、さまざまなものがあります。そして今後も爆発的に増えていく予想が立てられています。

   2023年9月20日には(本稿執筆中でした)、米国金融大手シティグループより機関投資家向けにトークン化サービスの提供開始をアナウンスしました。

   シティグループはデジタル証券のトークン化は2030年までに4兆ドル(約580兆円、1ドル=145円換算)から5兆ドル(約725兆円)の市場になると予測しており、巨大な市場になることが予想されています。

参考記事:
https://www.coindeskjapan.com/201825/

   みなさんも世界の先駆者となるべく、ちょっとだけ買ってみたりしてはいかがでしょうか(あくまで投資は自己責任として)。(ブロックスタ)

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