ほかにはどんな事例があるの?
こうしたブロックチェーンを活用して、デジタルと現物資産を紐付ける仕組みのことを「RWA(Real World Asset)NFT」なんていいます。
まあそんな小難しい単語を知っておく必要はありませんが、不動産やホテルの宿泊券、サウナの利用券にウイスキーの樽など、実はすでにさまざまな商品がブロックチェーンと紐付けられ取引されています。
たとえば、ウイスキーの樽をブロックチェーンと紐づけた例では、Unicaskがあります。
仕組みとしては、ポケモンカードと似た仕組み。
1. ウイスキー樽を運営が保有、その引換券を発行
2. NFTは他人と簡単に取引する事ができる
3. NFTを持っている人は熟成期間後に現物に引き換えることも可能
一般的に、ウイスキーは年を経るごとに価値が高まります。その一方で、個人で1樽単位で購入するには過剰すぎる。
そんなウイスキーの特徴と課題を解決するために、樽の権利を分割しNFT化、デジタル上で販売可能にしたものです。
◆まとめ
今回は、現在話題沸騰中の「RWA(Real World Asser)NFT」について解説してきました。
すでにポケモンカードやウイスキーの例など、さまざまなものがあります。そして今後も爆発的に増えていく予想が立てられています。
2023年9月20日には(本稿執筆中でした)、米国金融大手シティグループより機関投資家向けにトークン化サービスの提供開始をアナウンスしました。
シティグループはデジタル証券のトークン化は2030年までに4兆ドル(約580兆円、1ドル=145円換算)から5兆ドル(約725兆円)の市場になると予測しており、巨大な市場になることが予想されています。
参考記事:
https://www.coindeskjapan.com/201825/
みなさんも世界の先駆者となるべく、ちょっとだけ買ってみたりしてはいかがでしょうか(あくまで投資は自己責任として)。(ブロックスタ)