転職時の企業研究は「口コミサイト」「ホームページ」が主流! 企業研究の理由は「面接対策」、「ミスマッチを防ぐ」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   転職時の企業研究、あなたはどのくらいしていますか?

   ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は2023年9月11日に、転職経験者521人を対象に、「転職活動時の企業研究に関する意識調査」を行い、その結果を発表した。調査によると、転職時に企業研究をした人(十分にした:13.8%、まあした:54.6%の合計)は68.4%の人が事前によく調べていることがわかった。

   実際に企業について調べるためにやったことでは、「企業の公式サイトを見る」(262人)、「口コミを調べる」(134人)、「ネットで検索する」(103人)などが上がり、就職後のギャップを防ぐためにいろいろな工夫をしていることがわかる。

  • 転職の前に企業研究していますか?(写真はイメージです)
    転職の前に企業研究していますか?(写真はイメージです)
  • 転職の前に企業研究していますか?(写真はイメージです)

転職に向けて企業研究した人68.4% 理由は「企業の特徴を調べ、面接に役立てようと考えた」「入社後のギャップやトラブルを未然に防ぐため」

(ビズヒッツの作成)
(ビズヒッツの作成)

   はじめに回答者全体(n=521)に対して、転職活動時に企業研究をしたかを聞くと、「十分にした」が「13.8%」、「まあした」が「54.6%」、「あまりしなかった」が「20.3%」、「全くしなかった」が「11.3%」となり、「十分にした」と「まあした」を合計すると「68.4%」の人が企業研究していることがわかった。

(ビズヒッツのコメント)「『十分にした』と答えた人は13.8%で、1割強にとどまりました。『十分にやりきった』と自信をもっていえる人は少ないとわかります。一方で『まあした』という人は半数を超えており、企業研究の必要性は認識している人が多いこともわかります」
(ビズヒッツの作成)
(ビズヒッツの作成)

   続いて、企業研究した理由では、1位は「面接対策のため」で124人が回答した。

●1位 面接対策のため
・面接などで企業についての質問をされたら答えられるように。また疑問に思ったことを質問したいと思ったので(27歳 女性)
・企業の特徴を調べ、面接に役立てようと考えた(31歳 男性)
(ビズヒッツのコメント)「面接では『当社の強み・弱みは何だと思いますか』など、応募先企業についての質問が予想されます。企業研究をもとに論理立ててて答えられれば、企業への本気度もアピールできて好印象を残せるでしょう」

   ついで、2位となったのは「入社後のミスマッチを予防したい」で113人が答えた。

●2位 入社後のミスマッチを予防したい
・入社後にミスマッチを起こして後悔したくなかった(36歳 男性)
・入社後のギャップやトラブルを未然に防ぐため(45歳 男性)
(ビズヒッツのコメント)「企業研究不足が原因で、転職後に『思っていた業務内容や社風と違う』と後悔する人も多いです。予想とのギャップが大きすぎると、短期離職につながる可能性もあります。
しかししっかり企業研究しておけば、ミスマッチが起こる可能性は減らせます。過去の転職において企業研究不足でミスマッチを経験し、『今回は失敗したくない』と企業研究に取り組んだ人もいました」

   3位は「転職先について知りたい」が上がった。回答者は36人。

●3位 転職先について知りたい
・企業研究しないと、企業のことがわからないから(28歳 女性)
・応募先の評判が悪かったため、真実なのかを知りたかったからです。評判だけにとらわれず「企業も日々進化しているであろう」と前向きに研究した結果、就職しました(31歳 女性)
(ビズヒッツのコメント)「勤務先となるかもしれない会社のことを知りたいと思うのは当然でしょう。企業研究しないと『入りたい会社かどうか』『応募すべきか見送るべきか』の判断もできません」

   なお、4位以下は「志望動機を考えるため」(26人)、「転職活動を有利にしたい」(25人)という結果だった。

(ビズヒッツの作成)
(ビズヒッツの作成)

   一方、これまでとは逆に、転職時に企業研究をしなかった理由を聞くと、1位は「必要ないと思った」で34人だった。

●1位 必要ないと思った
・企業についての深い知識より、「職種に対する十分なスキルがあるかどうか」の方が重要視されていたため(28歳 女性)
・面接が得意だったから、事前に情報を入れなくても大丈夫だと思った(34歳 女性)
(ビズヒッツのコメント)「企業研究せず入社できたとしても、将来的にミスマッチに苦しむ可能性があります。『内定をとること』ではなく『企業で活躍すること』を目標にする場合には、やはり企業研究したほうがよいでしょう」

   ついで、2位は「転職先にこだわりがなかった」が22人となった。

●2位 転職先にこだわりがなかった
・特別に「この企業に行きたい!」という気持ちがなく、物流業界ならどこでもいいと思ったからです(24歳 男性)
・とにかくすぐに働ける職を探していたから(38歳 女性)
(ビズヒッツのコメント)「「とにかく早く転職したい」という焦りがあり、『受け入れてくれる企業ならどこでもいい』という気持ちで転職活動していたため、企業研究しなかった人も。人手不足の会社なら、企業研究不足でも採用してくれるかもしれません。ただ採用後にミスマッチで苦しむ可能性はあります」

   3位以下は「転職先について十分知っていた」が19人、4位は「やり方がわからなかった」が17人、5位は「時間がなかった」が16人となった。

企業研究の方法はどんなもの? 「口コミサイトをみる」、「SNSで調べる」、「企業公式サイトを見る」、「本で調べる」

(ビズヒッツの作成)
(ビズヒッツの作成)

   最後の質問では、転職活動時に企業研究をしたと回答した356人を対象に「転職活動時の企業研究の方法」を聞いた。

   すると、1位は「企業の公式サイトを見る」で262人が答えた。

●1位 企業の公式サイトを見る
・企業ホームページの「求人情報」「企業理念」「先輩社員の体験談インタビュー」など(26歳 男性)
・企業のホームページをくまなく見て、商品・サービスを書き出して覚えるよう努力しました(44歳 女性)
(ビズヒッツのコメント)「企業のプレスリリースをチェックすれば、『応募先企業が力を入れていること』 『経営戦略』などについて知る機会になるはずです。公式サイトは企業の概要を把握するために欠かせない媒体だといえるでしょう」

   続いて2位は、「口コミを調べる」で134人が回答した。

●2位 口コミを調べる
・企業専用の口コミサイト(27歳 男性)
・求人内容や面接での話がアテにならないと前の職場で学んだため、口コミサイトをひたすらチェックした(31歳 女性)
(ビズヒッツのコメント)「転職者の多くが『企業口コミサイト』などを利用して、企業に対する口コミを調べているとわかりました。『雰囲気』『残業の多さ』『休暇の取りやすさ』など、公式サイト・転職サイトなどではわからない『実際のところ』を知るために役立つはずです」

   3位には「ネットで検索する」がランクインした。

●3位 ネットで検索する
・ネットでの収集がメインでした(26歳 女性)
・主にインターネットを利用して可能な限り調べました(45歳 男性)
(ビズヒッツのコメント)「ネットで『企業の公式サイト』『口コミサイト』『応募先企業に関するニュース』などを閲覧していると思われます。時間と場所を選ばず企業研究ができるので便利ですよね。」

   このほか、8位までのランキングでは、4位「知人から情報を得る」が34人、5位「SNSで情報を得る」が25人、6位「会社・店舗に行ってみる」が「24人」、7位は「本で調べる」が22人、8位は「エージェントから情報をもらう」が20人となった。

   調査を受けて、ビズヒッツは、こうコメントしている

「転職活動経験者に企業研究について聞いたところ、『公式サイトや口コミサイトで企業研究した』という人が多くなりました。また職場の雰囲気を知りたいなら、口コミサイトや職場見学がおすすめです。企業研究が不十分だと、転職後にイメージとのギャップを感じ、ツラくなって短期離職してしまう可能性もあります。転職活動を有利に進めるためだけではなく、入社後のミスマッチを防ぐ意味でも企業研究は重要です」

   なお、この調査は2023年8月13日~27日まで、転職経験者521人を対象にインターネットによる任意回答を求めた。

   調査対象の内訳は、10代が0.2%、20代が35.1%、30代が41.8%、40代が16.7%、50代が5.0%、60代以上が1.2%となっている。

姉妹サイト