成功している人には「心の師」がいる...どうしたら出会えるか?【尾藤克之のオススメ】

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人脈構築には時間がかかる

   人脈が欲しい人は即効性を求めるものです。しかし、それは無理な話です。信頼関係が構築されるまでは、絶対に自分を売り込んでも得策とはいえないでしょう。

   人脈構築を目的とした異業種交流会があります。会場を走り回り、名刺収集にいそしむ人がいます。しかし、本来の人脈は人に魅力がなければ集まらないものです。人脈とは「本来は努力して構築するような類いのものではない」のだと思います。

   多くの交流会では「売り込み臭」が漂っているものです。参加者のほとんどが「仕事をもらいたい人」になるため建設的にはなりません。同じような人が参加している交流会に参加しても、得るものはありません。人とは簡単に結びつくものではないことに気付いた人は、このような交流会に嫌気がさすようになります。

   全員と名刺交換をしても、名刺コレクターになってしまうため機会損失につながります。筆者の人生を振り返っても、交流会や勉強会の類いでメリットになる人脈が構築できたことは少なかったように思います。

   結局は人からの紹介だったり、仕事を通じた流れだったりで、人脈につながっていくのです。さて、あなたはどのようにしてメンターをつくりますか。また、メンターが必要だと思いますか。この機会に考えてみてはいかがでしょうか。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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