指示命令するだけでは、主体性は生まれない!? 部下のモチベーションを引き出す上司の考え方【リーダーの「コミュ力」vol.1 後編】

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まずは、よい人間関係から

   部下の願望を知り、それを仕事と結び付けることの大切さは理解していただいたと思います。しかし、出し抜けに「君の願望はなに?」と聞いても部下は心を開いてくれません。「え...。いきなりなんですか?」といわれるのがオチです。

   部下から願望を聞き出すには、部下から信頼される存在になることが大切です。部下との面談を設けて、部下が何を大切にしているのか、【前編】で示した「5つの基本的欲求」のどの欲求が強いのか、話を聞いてみましょう。

   最初は簡単には心を開いてくれないかもしれません。しかし、上司が本気で部下の幸せを願い、願望を知りたいと関わることで、きっと部下は将来のビジョンや、理想の将来像を話してくれるはずです。

   難しく思われる方は、最初は部下の趣味を聞いてみたり、どんなことに興味があるのか聞くことから始めてもいいかもしれません。いずれにしても、まずは上司から部下に歩み寄って願望を知る努力をしてみましょう。(橋本拓也)


【プロフィール】
橋本 拓也(はしもと・たくや)
アチーブメント株式会社 取締役営業本部長

2006年アチーブメント株式会社に入社。新規事業として家庭教師派遣事業を立ち上げたのち、医師・弁護士・会計士などの専門職業人、経営者やセールスパーソン等の目的・目標達成の支援を行うパーソナルコンサルタントとして活躍。2017年同部門の東日本エリア担当マネジャーを経て、2021年執行役員、2022年取締役に就任した。100名以上のメンバーマネジメントに携わる傍らで、『頂点への道』講座 アチーブメントテクノロジーコース・ダイナミックコースのメイン講師を担う。これまで各種研修で担当してきた受講生の数は2万名を超える。

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