キャリアアップと、キャリアチェンジのどちらに関心があるか?
では、20代のキャリアの軸にはどんな考えがあるのだろうか?
転職の方向性、転職で実現したいキャリアについても質問した。経験・スキルを活かしてより高いポジションにつく「キャリアアップ」と、新しい業種、職種の仕事に就く「キャリアチェンジ」のどちらの方の関心が高いか調べた。その結果、ヤングキャリアでは「キャリアアップ」が「17.0%」、「どちらかといえばキャリアアップ」が「15.1%」であわせて「32.1%」になった。
また、「キャリアチェンジ」は「27.4%」、「どちらかといえばキャリアチェンジ」が「15.1%」で「42.5%」となり、キャリアチェンジの関心が高かった。
同様に、第二新卒でも「キャリアチェンジ」(38.6%)、「どちらかといえばキャリアチェンジ」(22.0%)であわせて「60.6%」となり、異業種・異職種への転職に関心が高いようだ。
キャリアアップやキャリアチェンジで実現したいことを聞くと、キャリアアップでは「給与・年収を上げたい」(職歴3年以上:64.7%/職歴3年未満:45.5%)、「より高いポジションに就きたい」(職歴3年以上:36.8%/職歴3年未満:54.5%)、「興味のある業界・商品に携わりたい」(職歴3年以上:29.4%/職歴3年未満:15.2%)だった。
キャリアチェンジでは、「給与・年収を上げたい」(職歴3年以上:61.7%/職歴3年未満:41.6%)、「興味を持っていた仕事に挑戦したい」(職歴3年以上:58.3%/職歴3年未満:57.1%)、「残業時間や休日の取りやすさなど、労働条件を改善したい」(職歴3年以上:53.0%/職歴3年未満:57.1%)という結果になった。
第二新卒はキャリアアップで「より高いポジションにつきたい」が「54.5%」と突出して高い点からすると、入社3年未満の社員の方は向上心が高いのかもしれない。