新規事業の成否が将来を決める?
エキサイトホールディングスは、2023年4月19日に東証スタンダード市場に上場。初値は公開価格1340円を26.9%上回る1700円となりました。
翌4月20日には1,949円の高値をつけましたが、その後は急落し、8月14日には888円の安値に。現在はやや持ち直して、1000円前後を推移しています。
赤字続きだったエキサイトグループの業績はTOB後に改善し、利益を生み出せるようになりました。ただし売上の柱はTOB前と変わらず「プラットフォーム事業」と「ブロードバンド事業」で、売上増とともにコストダウンを進めています。
TOB後の新規事業で将来の利益の柱としたい「SaaS・DX事業」は、2023年3月期には赤字。インターネット広告市場に陰りが見える中、この領域の事業の成否が、会社の成長の鍵を握ると見られます。(こたつ経営研究所)