上司に「君は何を言いたいの?」と注意されないように...【尾藤克之のオススメ】

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相手を動かすのがビジネスの要点

   本書は「伝える」「伝わる」からさらに踏み込み、「伝わった結果、相手が期待以上に動いてくれる」ことをゴールにしている。

   また、シミュレーションの設定が豊富である。「何か意見はないですか?」と尋ねても、積極的な意見が出されることは稀である。管理職の役割のひとつに、「課題解決」がある。課題を追求するのではなく、将来の課題を設定し、解決策を導き出す行動特性になる。これも、自分ごととしてとらえなければ、成果にはつながらない。

   非効率な仕事でも事実が積み重なると、「仕事をした気分になる」から不思議なものである。もし「私のことだ!」とピンときた方は、本書をめくっていただきたい。

・何を話すか最初に宣言すれば、相手をイライラさせない
・プライドの高い上司には、偉人の言葉を借用する
・褒めるよりも、「下から目線」で教えを請う
・ちょっと厚かましい「前提条件」を設ければ、断られない
・相手の「行動」を聞くと、雑談が弾みだす
・やんわり否定したいときには、「思考」を尋ねる etc.

   こんなちょっとのコツで、仕事も人間関係も、劇的にうまくいくようになる。積極的に意見を述べ、参加意識も高い会議にするには、やり方にコツがありそうだ。あなたの会社ではどうだろうか。気持ちを新たに出席したいものである。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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