ビジネスパーソンにとって30代、40代は、上司もいて、部下もいて、あるいは周囲の活躍も気になって...という悩み多き世代ではないでしょうか。
当コラム「その仕事の悩み、こんなふうに考えてみよう。」では、キャリアや生活にまつわる悩みに、組織や人材開発、コーチングに詳しい「ひろ子ママ」が、アドバイスやエールをお送りしていきます。
◆きょうのお悩み
きょうはRさんが、こんな悩みを抱えていらっしゃいました。「仕事をしていると、トラブルや大変なことなど次々に起こりますが、いつも何食わぬ顔で冷静に対応している人がいるんですよね。私も含めてまわりは焦っているのに、すごいなと思います。そのBさんはすごくリーダーシップがある、ポジティブだとかそんな目立ったタイプではないんですけどね。密かに尊敬しています。どうやって気持ちを保っているのか気になります」
ピンチに呑まれてしまうのは、どんな人?
「ピンチはチャンスだ」といいますが、すべての人がピンチをチャンスに変えられるわけではありません。「ピンチがチャンス」に変わったと、実感したことがない人もいるのかもしれません。ちなみに、ピンチがピンチのままだと、以下のような状態です。
・トラブルが起きると判断ができなくなって思考停止してしまう
・自信がなくなってしまう
・あの時「こうしてよかった」と後悔ばかりしてしまう
・不安感や焦りをよく感じる
・自分にチャンスが訪れる気がしない
「ピンチはピンチだ」と呑み込まれてしまうと、不安→思考停止→自信がなくなると負のループに入ってしまいがちです。