読書の「マイルール」はありますか? 記憶に残る読み方とは【尾藤克之のオススメ】

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読書は、集中力が高くなりやすい時間帯に

   私は、2010年から年に数百冊の書籍紹介をおこなっている。だから、日々のインプットもアウトプットも欠かせない。経験上、本を読む作業は、ルーティン化したほうが効率はよい。限られた時間で本を読まなくてはいけないときには、こうした読書のスピードや吸収力が加速する方法を実践した方がいいだろう。

   「読書をするとき、集中できない」という方は多いと思う。集中力が低い状態で本を読んでも、頭に入ってこないしアウトプットも難しい。では、どうすればいいのか。集中力を高めて読むためには、集中力が高くなりやすい時間帯に本を読むことが必要である。

   私の場合は、夜寝る前の1時間に、なるべく読書の時間を取るようにしている。朝型の人は朝に本を読むといいだろう。朝は起きたばかりで頭が整理されている状態。読んだ本の内容が頭に入りやすい状態で、本を読むことができる。

   人によって夜型、朝型の違いがある。ポイントは無理をせず、読みやすい時間帯に合わせること。集中力も高まり、あなたの人生を豊かにしてくれることだろう。

   そのほかにも、集中力を高める方法がいくつかあるが、前提は睡眠をたっぷりとること。睡眠をとらなければ、体調は万全とはいえない。寝不足の状態を引きずると、効果は半減する。「睡眠」は集中力を高める絶対条件として認識しておくことが望ましい。

   なお、樺沢さんが独自のアウトプット理論を確立したのは40歳を過ぎてからになる。学びに年齢は関係ない。結果が出る読書術をこの機会にお試しいただきたい。あなたが、心を豊かにする1冊に出会えますように。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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