転職活動でかかる費用、平均は2万680円! なかには5万円、10万円とかかる人も
さて一方で、転職活動にかかる総額は、どのくらいの人が多いのだろう?
ビズヒッツの調査では、最多になったのは「3万円未満」で「29.4%」、次いで「1万円未満」が「18.5%」、「5千円未満」と「3千円未満」は同率で「13.5%」となった。同社が計算した平均金額は2万680円だった。また、「5万円未満」は「5.2%」、「10万円未満」は「5.5%」、「10万円超」は「1.5%」だった。
転職活動費用が高額になる理由について、ビズヒッツは「一方で100,000円前後かかったという人も。『Uターン転職で交通費がかさんだ』『転職に資格が必要で通信教育を利用した』などの場合には、費用が大きくなりがちです。退職後に転職活動している場合は、貯蓄がないと生活に影響してしまうかもしれません」と指摘している。
また、回答者に転職活動の費用が想定内だったか聞くと、「想定以上に費用がかかった」と回答した割合は「25.4%」だった。
その理由として、ビズヒッツは「転職活動が長引くと、かかる費用もかさんでいきます。想定以上の費用がかかると、『早く転職を決めなくては』と焦ってしまい、妥協して転職先を決めてしまう可能性も。妥協して転職すると、短期離職につながることも考えられます」とコメントしている。
最後に、転職活動にかかる費用を削減する方法では、1位は「オンライン面接の活用」で81人、2位は「無料の転職エージェントの利用」、3位は「安く移動できる方法を考える」などが上がっている。
調査を受けて、ビズヒッツは、こうコメントしている。
「『転職活動が長引いた』『遠方での面接が多くなる』といった場合には、想定以上の費用がかかることもあります。転職活動を始める前に余裕をもって資金を用意しておくとともに、『オンライン面接の活用』などの費用削減方法を試してみましょう」
なお、この調査は転職活動をした経験がある人401人(構成比女性223人/男性178人)を対象に、2023年8月17日から29日までおこない、インターネットによる任意回答を得た。回答者の年代については、20代が38.7%、30代が40.1%、40代が15.2%、50代が5.0%、60代以上は1.0%となった。