三菱重工株、26年半ぶりの高値...大型ロケット「H2A」打ち上げ成功、買い集まる 証券各社の相次ぐ目標株価引き上げも下支え

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円安、排熱利用タービン、防衛...野村証券は「需要拡大の追い風」と評価 みずほ、投資判断を最上位に格上げ

   野村証券は9月4日に配信したリポートで、目標株価を6650円から8600円に引き上げた。「円安とGTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル発電プラント=ガスタービンでの発電に加え、その排熱を利用して蒸気タービンでも発電することにより、高い発電効率を実現)と防衛で見方を上方修正」した。

   GTCCと防衛という三菱重工が得意とする分野で、エネルギー効率を求める傾向や防衛予算の拡大といった「需要拡大の追い風をとらえることができている」と評価した。

   SMBC日興証券は9月7日に配信したリポートで目標株価を8400円から1万300円に引き上げた。やはりGTCCと防衛関連に注目しており、GTCCのアフターサービスの売上高予想や防衛受注見通しを上方修正し、防衛関連については受注時の採算も改善するとみている。

   8月にはみずほ証券が投資判断を3段階の真ん中から最上位に格上げするといった動きもあった。

   夏場に一時弱含みだった東京株式市場が、9月に入って全体としてまずまず堅調という背景もあるが、三菱重工株がさらに上値を追っていく可能性もありそうだ。(ジャーナリスト 済田経夫)

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