「クセの強い」経営者とうまく付き合うには?...6タイプ別「攻略法」!

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あなた自身がどのタイプかも確認しよう!

   残りの3タイプも見ていこう。

4 アンバサダー(伝道者)タイプ 「伝達と拡散・市場分析に長けた黒子」

   観点が客観的で伝統的な行動原理が強いタイプ。自らが出すぎることを避ける傾向にあり、場の空気や常識を気にする。仲間意識の強さや同種のネットワーク形成に長けているので、伝達力の強さや拡散力の高さは6タイプの中で圧倒的だ。

   特徴は・基本的には優秀でそつなく物事をこなす ・外部からのアウトプットがないと困る ・トレンドや周囲に振り回される傾向があるなど。

   〇相性がいいのはマスター(研鑽者)タイプ、マネージャー(管理者)タイプ/×相性が悪いのはクリエイター(創造者)タイプ

5 マネージャー(管理者)タイプ 「人事と組織管理は得意だが実務は苦手」

   観点が客観的で革新的な行動原理が強いタイプ。6タイプの中で、もっとも他者を活かすことにすぐれたタイプで、関わる人や集団のメンバー全員がうまくいくことがベストと考えている。

   特徴は・理論的で構造分析などが好き ・少し大言壮語するところがある ・風見鶏的なところがあり、意見が変わるなど。

   〇相性がいいのはアンバサダー(伝道者)タイプ、イノベーター(革新者)タイプ/×相性が悪いのはアレンジャー(改良者)タイプ

6 イノベーター(革新者)タイプ 「大失敗か大成功か、未知に挑むカリスマ」

   観点が主観型・客観型のいずれにもかたよらず、革新的な行動原理が強いタイプ。その独特の価値観は人に理解されにくく、人に理解されないことを意に介さない。また、自らの根拠すら言語化するのも苦手なところがあり、周辺を振り回しがちになる。

   特徴は・カリスマ性が高く、コアなファンができやすい ・ややナルシストでヒロイックに酔う傾向があるなど。

   以上、これらのタイプ別の「攻略法」を詳しく説明している。そのためには、自分自身はどうなのかを知る必要もある。こちらは、20項目にわたる診断チェックリストで判定できる。

   人は互いに異なる価値観を持っているので、相手の価値観を活かして調和を図ることが大切なようだ。相手が社長でなくても、本書のアドバイスは参考になるだろう。(渡辺淳悦)

「できる社長の対人関係」
服部真和著
秀和システム
1650円(税込)

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