内定式、企業の8割が実施 今年は「対面」が増える
10月2日(月曜日)に内定式を行う企業が昨年(2023年卒)より増えた。就職が確定している学生に、内定式の予定を聞くと、8割近い76.5%の学生が「開催される予定」と答えた。就職確定先の従業員規模が大きいほど開催予定の割合が高くなる【図表4】。
昨年は開催予定が72.7%だったし、コロナ禍で再びオミクロン株の拡大が続いていたため、4分の1(24.5%)が「オンライン」だった。今年は「オンライン」は1割以下(8.9%)で、「対面」が8割(79.6%)に達する。
内定式で顔を合わせて同期の仲間と接すると、いよいよ社会人になるという実感を湧いていてくるに違いない。
リクルート就職みらい研究所の栗田貴祥所長は、まだ就職活動を頑張っている学生に対して、
「9月1日時点の就職活動実施率は12.4%です。採用活動を継続している企業も多く、企業からのスカウトを利用するなど、内定取得に向けて精一杯活動している学生の様子もうかがえます。
就職活動を進めている皆さんは、周囲と比べるのではなく自分のペースで就職活動を行い、納得感のある進路決定につなげていただきたいと思います」
と熱いエールを送っている。
なお、調査は2022年9月1日~5日、2023年卒業予定の大学生・大学院生で、リ人ルートが運営する就活支援サイト「リクナビ」のモニターに登録した大学生6255人、大学院生1373人の合計7628人を対象に実施した。(福田和郎)